【2009年6月8日〜6月14日】
●日曜日にパキスタンの北西部で一連の爆発があり、8人が死亡した。また軍が対タリバン作戦を実施すると見られている地域を、アメリカがミサイルで攻撃した。
●抵抗勢力がデーラ・イスマイル・ハーンのサンデー・マーケットでリキシャに爆発物を隠し、遠隔操作で爆発させた。爆発で8人が死亡、数十人が負傷した。
●(中略)金曜日にモスク2ヵ所で爆発があったが、タリバンが犯行声明を出した。
●(中略)日曜時に南ワジリスタンではアメリカの無人偵察機が過激派を攻撃し、少なくとも3人が死亡した。「マルダール・アルガード地域で無人偵察機が過激派が乗った車を攻撃し、3人が死亡した」と、地元行政府関係者のアミール・ムハンマド・ハーンが述べた。ペシャワルの治安関係者が、「ウズベクとアラブ人過激派が攻撃で死亡した」と述べた。
●パキスタン軍は最近、南ワジリスタンで抵抗勢力の拠点を爆撃した。日曜日の記者会見で、軍は前日、南ワジリスタンの空爆で抵抗勢力30人を殺害したと述べた(中略)。
●アメリカの国防関係者幹部が、パキスタンは「南ワジリスタンで別の作戦」を計画していると述べた(後略)。
Eight dead in Pakistan blast as Taliban targeted●ラホールで、反タリバン系宗教指導者のマドラッサに対する自爆攻撃があり、ハーフラーズ・ナイーミが死亡した。金曜日の祈祷の時間に、ジャミア・ナイーミア・マドラッサで爆発があった。ナイーミは、たびたびタリバンを批判していた。
●北西部のノーシェラにある、軍の駐屯地近くのマドラッサでも爆発があった。ほとんど同時に発生した自爆攻撃で、少なくとも6人が死亡したと報告されている。
●(中略)ラホールでは、金曜日の礼拝のあと、ジャミア・ナイーミア・マドラッサの事務所で宗教指導者が客人と会っている最中、自爆犯が中に押し入り爆発した。ナイーミは重傷を負い、病院に運ばれる途中で死亡した。スンナ派のイスラーム学者だったナイーミは、自爆攻撃や過激主義を批判することで有名だった。またスワートの軍事作戦を支持し、タリバンの行動を「非イスラーム的」と批判していた。
●北西部の攻撃では、少なくとも3人が死亡した。ノーシェラの攻撃は、軍の補給物資倉庫の近くの、厳重に警備された地域で起きた。ラホールで自爆犯がサルフラーズ・ナイーミを殺害したとほとんど同時に、金曜日の礼拝中のマドラッサの玄関にバンが乗り込み、爆発した。爆発の威力は非常に大きく、モスクの屋根が崩れ落ちた(後略)。
Bomb kills senior Pakistan cleric●パキスタン空軍のジェット戦闘機が木曜日、オラクザイと隣のハングのタリバンの拠点を爆撃し、スンナ派議会会長のモーラナ・ムハンマド・アミンとその甥を含む33人を殺害、29人が負傷した。
●地元政府関係者によると、女性や子供を含めた犠牲者の数は50人にのぼるという。パキスタン空軍が突然この2つの地域を激しく爆撃したために、この地域の住民はハングやコハートの安全な場所に避難を始めた。
●オラクザイにある抵抗勢力の拠点を戦闘機が爆撃し、22人が死亡、13人が負傷したという。戦闘機は、ハングとオラクザイのスンナ派最高議会責任死者で有名な宗教者、モーラナ・ムハンマド・アミンが、オラクザイのシャーワム・バザールで運営するマドラッサも攻撃した。モーラナ自身と甥のハーフィズ・ラシード・アフマッドが殺害され、多数が負傷した。モーラナ・アミンは、抵抗勢力と関係があったとされる。
●その後、地元の宗教指導者が緊急会議を開き、抗議運動としてハングのマドラッサすべてを閉鎖した。同じように政府の建物や商店街など、すべて機能が停止した。
●スンナ派最高議会が今回の攻撃に抗議して、町のビジネスの停止を呼びかけた。戦闘機はロワー・カラーム行政区のハパンガ地域にある、抵抗勢力の訓練所も攻撃した。この訓練所は、地元抵抗勢力司令官のイスマイル・ハーンが運営していたといわれる。
●軍関係者によると、モーラナ・アミンは、タリバンと関係していたという。軍報道部の発表によると、攻撃時マドラッサには、テロリスト40人がいた。テロリスト13人が死亡したと発表し、地元政府もこれを確認している。またマドラッサの爆撃で、無実の地元民が犠牲になったという報告を否定した。戦闘機が攻撃した場所は、抵抗勢力の拠点だったという。
●さらに南ワジリスタンのセプラトイ城で銃撃戦があり、抵抗勢力6人と兵士4人を含む10人が死亡した。関係者によると、準軍隊が駐屯するセプラトイ城を抵抗勢力400人が攻撃した(後略)。
Cleric among 33 killed in Orakzai air strikes●木曜日に、パキスタン軍と抵抗勢力がタリバン幹部司令官の拠点の近くで戦い、各地の戦いで抵抗勢力数十人が死亡した。
●アフガニスタンとの国境近くにおける衝突は、抵抗勢力によって仕掛けられ、軍がタリバンやアルカイダが隠れていると言われる部族地帯で、新たな作戦を開始した様子はない。
●(中略)パキスタンは、部族地帯における新たな作戦計画を発表しておらず、スワートの作戦をまず終了し、この地域から避難している難民問題をまず解決しようとしているようだ。
●軍の発表によると、抵抗勢力400人程度が南ワジリスタンのシプラトイとジャンドーラにある2つの城塞を、銃やロケット弾で攻撃したという。報復され、抵抗勢力22人が死亡して数十人が負傷、軍側は兵士3人が死亡した。
●スワートで作戦が実施されて以来、南ワジリスタンにおける最大の戦闘である。これまでの攻撃は、小規模にすぎなかった。
●またアッパー・ディールの2つの村では、抵抗勢力と村人が組織した民兵との間で、5日にわたって戦いが続いていたが、軍がこの地域を制圧したと述べた。抵抗勢力34人と村人1人が死亡した。
●軍は戦闘ヘリコプターを使用して、バヌー、ハングとともに、アッパー・ディールを攻撃した。地元タリバン司令官2人が、犠牲者の中に含まれている。
●アッパー・ディールのシャットカースとガザイ・ゲイ村のタリバンは、まだ民兵に包囲されていると、軍が述べた。
●各地で武力沙汰が続いている。ペシャワル郊外では、何者かが手榴弾を警察の検問所に投げつけ、警察官が集ったところで男が自爆した。警察官1人が死亡し、12人が負傷した。
●さらに木曜日の早朝、ペシャワル近くのダラ・アダム・ヘールで、銃を持った男が地元政府大臣のミアン・ニサール・グルの車列に発砲した。グルは負傷し、警備官3人が死亡した。
●またデーラ・イスマイル・ハーンでは、何者かが手榴弾を繁華街に投げつけ、1人が死亡、29人が負傷した(後略)。
Fighting intensifies in Pakistan's northwest●アフガニスタン西部で、抵抗勢力司令官を殺害しようとしてアメリカが空爆を実施したが、誤って他の抵抗勢力12人と一般市民10人を殺害したと、木曜日に州政府関係者が述べた。米軍は当初、ムッラー・ムスタファという軍閥を殺害しようとしたが、逃げ延びたと発表していた。木曜日の声明によると、ゴール州で「ムスタファが攻撃を免れたという信頼性のある報告」を受けたとアメリカが発表した。一般市民が死亡したという報告を調査しているという。
●(中略)アメリカの声明によると、木曜日に「一般市民が犠牲になったという未確認情報が入って来た」という。軍は、死んだのは抵抗勢力だという考えを支持しているが、報告はまだ調査中だという。当初アメリカは、ムスタファの部下16人が空爆で死亡したと述べていた。
●「ムスタファはアフガニスタンの敵であり、我々はアフガン政府関係者と、彼の逮捕あるいは殺害が確認されるまで追う」という(中略)。
●ムスタファは、戦闘員100名ていどを指揮し、イランの革命警備隊のエリート集団クッド隊と「関係があると報告」されている。クッド隊は、中東諸国のシーア派過激派を訓練しているといわれる。
●ムスタファはイラン政府と関係があるとはいえないが、アフガニスタンの過激派の中には、イランの過激派と個人的に関係がある場合があるという(後略)。
Airstrike missed militant commander, Afghans say●アメリカの将軍が、2001年にタリバン政権が崩壊して以来、アフガニスタンの抵抗勢力により攻撃が最も激化していると述べた。
●この地域の米軍を指揮するデビッド・プトラウス将軍が、2年前から抵抗勢力の攻撃が激化してきたが、ここ数週間、それが最も激しくなっていると述べた。今後、苦難の道が待ち受けるはずだという。
●その原因のひとつは、米軍が抵抗勢力の拠点や保護地域を攻撃しているからだという。
●(中略)先週抵抗勢力による攻撃が400回もあり、2004年1月には1週間に50回くらいしかなかった(後略)。
Afghanistan attacks 'at new high'●水曜日にバヌーで実施された作戦で、幹部司令官のシェール・アラームを含む抵抗勢力30人が死亡、多数が負傷した。バヌー行政府の報告によると、軍事作戦で80人が死亡したという。
●バカヘールとジャニヘール族が、士官学校の学生と教師を拉致した犯人を引き渡さなかったために、火曜日に政府が軍事作戦を実施した。
●初日に抵抗勢力20人が死亡した。アッパス軍報道官は、30人が死亡し、死者の中には幹部司令官も含まれていると述べた。
●(中略)いっぽう水曜日に軍の広報部が、スワートとマラカンド、ディール各地で、23人のテロリストが殺害されたと述べた。またテロリスト司令官のワルウッラーが、ベシャームで軍に投降した。この作戦で、兵士2人が殉死し、2人が負傷した。
●アッパー・ディールでは、地元のラシュカルがシャットカースとジズゲイ村にいるテロリストにさらに接近し、激しい戦闘が続いているという。ディール〜コーヒスタン側から、テロリスト50人がシャトカースに駆けつけたが、ラシュカルに阻まれ、逃げた。
●テロリストたちはらロワー・ディールのマイダン地域にあるシャルバネイ、シャンゴレイ、チナール・コット村の公立学校を壊した。またマイダンのラール・キラーにある橋を壊した(後略)。
30 militants killed in Bannu:●パキスタンが水曜日、北西部のタリバンに対して新たな作戦を開始した。前日にはペシャワルの高級ホテルが攻撃され、国連の外国人活動家2人を含む9人が殺害されている。
●(中略)スワートでの作戦は終わりに近づいているが、水曜日に軍が、バヌーで作戦を開始したと述べた。抵抗勢力800人が、この地域に入り込んだという。「戦闘機、砲撃隊、地上軍が作戦に使用されている」と、ある関係者が述べた。バヌーはワジリスタンの入り口でもある。
●パキスタンを訪問中のホルブルック米特使は、アメリカが領事館として、今回攻撃されたバールコンチネンタルを借り受けるか購入することを考慮していたと述べた。
●ホテルには、150部屋あるうちの3分の1に宿泊客がいたが、爆発で窓はすべて吹き飛び、前面部の壁が一部崩れ落ちた。
●国連の声明によると、セルビア人とフィリピン人女性とパキスタン人3人が、今回の攻撃で死亡した。警察関係者のカジ・ジャミールによると、9人が死亡し、まだ犠牲者の捜索が続いているという。
●テレビ報道が、ホテルの入り口の検問所に設置されたビデオの映像を放映した。自転車に乗った男が警備員と話したあと、警備員が小屋に戻る。自転車の男が通過すると、ドライブウェーを遮断する金属製のバリアが下がる。そこにセダンが入って来て一瞬止まった後、遮断されたバリアを振り払ってホテルの敷地に入り込み、その後に小さなトラックが続いた。発砲があり、別の警備員が避難する様子が写っていた。
●警察によると500キロの爆弾が使用され、マリオットホテルで使用されたものと似ていた(後略)。
Army repels Taliban in NW Pakistan after hotel blast●ラズマック士官学校の拉致事件の犯人の引き渡しがないために、治安部隊によって、バヌーのバカヘールとジャニヘールの部族民に対する作戦が実施された。
●抵抗勢力20人が作戦で殺害されたという報告があるが、裏付けはない。現場には外出禁止令が出されている。
●部族民が、学生や教師を拉致した容疑者を政府に引き渡さなかったために、辺境犯罪条例Frontier Crimes Regulation(FCR) にもとづき作戦が実施された。
●政府関係者によると、アフガン人とマフスード族、ワジール族を含む33人の容疑者が逮捕されている。
●火曜日に治安部隊がバヌーから、バカヘールとジャニヘール村の抵抗勢力の拠点を砲撃した。犠牲者に関する詳細はわからない。
●部族民の中には、北ワジリスタンのシャーワル谷に避難したものもいる(後略)。
20 militants die in FR Bannu action●火曜日の夜、外国人3人を含む12人がカイバル・ロードにある五つ星ホテルの爆発で死亡、60人が負傷した。
●目撃者によると、犯人たちがパール・コンチネンタル・ホテルの警備員に発砲して車で建物内に乗り入れた。車でモスクのそばのホテルの駐車場までいくと、車を爆破させた。外国人3人を含む13人を殺害、75人を負傷させたという。ホテルの一部が崩れた(中略)。
●北西辺境州大臣のイフティハール・フセインは、爆発で11人が死亡し、50人が負傷したと述べた。負傷者の中には、外国人3人が含まれているという。
PC hotel blast's death toll mounts to 12, injured 60●火曜日、自爆犯たちがパキスタンの高級ホテルの警備員をすり抜け、ホテルの外で巨大な爆発を起こして少なくとも11人が死亡、70人が負傷した。犯人たちが夜の10時、パール・コンチネンタル・ホテルを攻撃した。爆発により、ホテルの一部は瓦礫の山となり、駐車場に巨大なクレーターができた。
●(中略)警察官関係者のリアカット・アリが、目撃者の生々しい話を再現した。ピックアップ・トラックに乗った3人の男が、ホテルの正面玄関に近づいて警備員に発砲して中に入り込み、建物のそばで爆発物を爆発させた。警察幹部のシャフカトゥッラー・ハーンによると、半トン以上の爆発物が使用されたという。
●去年イスラマバードのマリオット・ホテルでも爆発があったが、両ホテルとも、外国人やパキスタン人のエリートが利用していた(中略)。
●ワシントンの米政府関係者2人によると、国防省がホテルのオーナーと、ペシャワルのアメリカ領事館の新しい施設として、ホテルを買い取るか、長期貸与を交渉していたという。米政府関係者は、アメリカがこの建物に関心を持っていたために狙われた可能性はないと述べた。ホテルに関する交渉はまだ進行中であり、ホテルを領事館として使用するかどうかはまだ決めていないという(中略)。
●北西辺境州政府のミアン・イフティハール・フセインが水曜日、爆発で11人が死亡したという報告を受けていると述べた。別の関係者は、5人が死亡したと述べた。また『AP』の特派員が、外国人6人が負傷してホテルから運び出されるのを目撃したという。
●国連スタッフのメンバーで、情報テクノロジーの専門家の、セルビア出身のアレキサンダー・ヴォルカピックが死亡した。このほかに国連関係者、イギリス人、ソマリア人、ドイツ人が負傷したという(後略)。
Bomb at luxury hotel in Pakistan kills at least 11●パキスタン軍が、タリバン戦闘員と戦う数千人の部族民に協力して、戦闘ヘリコプターを出動させた。
●アッパー・ディールのモスクで自爆攻撃があったあと、数千人の一般市民が民兵を組織して、抵抗勢力に報復を始めた。
●部族民の数は徐々に増え、現在のところ2000人以上にふくれた。2つの村の住民とともに隣接する町からも人々が集ってきたと、警察官のアトラス・ハーンが述べた。「村の住民、特に子供たちが食料などの物資を集めている。自分たちのために、民兵たちが戦っていると思っている。自分たちの戦いだという認識だ」。
●月曜日の夜から火曜日にかけて、戦闘ヘリコプターがシャトカースとガジ・ゲイを攻撃したというメディアの報告も、確認された。火曜日に、マリーク・バイ村に逃げようとしたタリバンの一部が行く手を阻まれ、部族民たちに包囲された。
●(中略)アッパー・ディール警察責任者のイジャーズ・アフマッドによると、外国人を含む戦闘員200人ほどが激しく抵抗し、散発的に戦いが続いている。「外国人は20〜25人ほどだという報告が入って来ている。ほとんどがアフガン人だが、中央アジア出身者やアラブ人もいる」。民兵たちは、逃走しようとしている戦闘員を妨害している。「村人たちは彼らを完全に包囲した。逃げることはできない」(後略)。
Pakistani army backs up citizens fighting Taliban●軍事作戦実施に先立ち、ワジリスタンに外出禁止令が出された。パキスタン陸軍と準軍隊が、バヌーとワジリスタンに配置された。「無期限の外出禁止令を出した」と、パヌーの地元警察官が述べた。
●(中略)警察によると、バヌーにある12の警察管轄地域のうち、6地域に外出禁止令が出されたという。「6つの警察署は、すべてジャニヘールとバカヘールと、北ワジリスタンにある」という。「ジャニヘールで軍事作戦を実施すれば、抵抗勢力たちがバヌーに逃走する可能性がある」。
●地元政府は、ジャニヘール族とバカヘール族のビジネスを停止させたという。ジャニヘール部族地帯は、抵抗勢力の拠点として有名である。2008年以来、何度かミサイル攻撃が実施されている。この地域の部族民たちは、タリバンに加担しているという。
●「数百人の兵士が、補充されてきた」と、地元行政官のアブドゥル・ラザークが述べた。「地域全体が封鎖された」。「すでに住民たちは避難し、ラッキ・マルワートやバヌーの親戚の家に行っている」。
●地元政府関係者によると、軍は、戦闘ヘリコプターの到着を待ってから作戦を開始するという。
●この地域に残っている住民によると、2日前に作戦の開始が表明されると抵抗勢力たちはすぐに避難したために、作戦を実施しても効果がないという。
●北ワジリスタンで士官学校の生徒数十人が拉致されたあと、軍が動き始めた。拉致事件はジャニヘールで起き、TTPのバイトゥッラー・マフスードの仕業といわれる。学生は全員解放された。今回の作戦は、バイトゥッラー・マフスードが標的と思われる。
●以前治安関係者が語ったところによると、ジャニヘールとバカヘールの作戦は、今後実施されるワジリスタンに対する作戦の始まりにすぎない。軍が南ワジリスタンと接するジャンドーラに集結しているという噂もある。ジャンドーラは、バイトゥッラー・マフスードの本拠地である。作戦は、マフスードを包囲し、彼の組織を一掃するためのようだ。
Pakistan 'to target Waziristan'●月曜日にアワミ・ナショナル党ANPが、抵抗勢力がマラカンド地区から一掃されたあとも、ニザミ・アドル条例は存続すると発表した。ANP副会長のハッジ・ムハンマド・アディールが、条例はマラカンド地区の人々の希望により導入されたと述べた(後略)。
Nizam-e-Adl to stay even after routing militants: ANP●モスクの爆弾事件の報復として、パキスタンの村人数百人がタリバン14人を殺害し、月曜日になっても対立は続いていると軍が発表した。
●土曜日にモスク襲撃で38人が死亡したアッパー・ディールで、村人たちが武装して抵抗勢力の拠点を襲撃した。地元の治安関係者によると、武装した村人たちに追われて、タリバンが逃走しているという。「タリバンはこの地域の地元民の支持を失い、逃げるのに必死だ」という。「タリバンは東部と西部から包囲されたために、武器を捨てて変装して逃げている」。
●警察関係者によると、週末の衝突で抵抗勢力6人が死亡し、月曜日になっても戦いが続き、さらに14人が死亡したという。「地元のラシュカルが、モスクに対する自爆攻撃の報復で、ドック・ダーラ村のテロリストたちの家13軒に火をつけた」と、軍が声明を発表した。
●ラシュカルはシャットカスとメーナ村も包囲し、タリバン司令官を含む抵抗勢力11人を殺害したという。
●地域警察責任者のムハンマド・イジャーズ・ハーンが、今回の衝突にはタリバン200人が関与しているが、村人1200人が簡単な武器やカラシニコフを持って、民兵を組織したという。
●(中略)また月曜日にペシャワルでは、警察官の車道路脇に仕掛けられた爆弾の被害を受け、1人が死亡1人が負傷した(後略)。
Villagers kill 14 Taliban in northwest Pakistan